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Posted by TI-DA at

2013年11月14日

JAZZ119の様子です

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

明日から開催される日本航空医療学会に向けて、ドクターヘリ関係者が続々と福島入りをしていることと思います。



僕は残念ながら、都合つかず学会後の「東京電力福島第一原子力発電所視察」には参加できませんが、福島ならではのドクターヘリの活動について聞くことができることを楽しみにしています。

これから最終準備をして、僕も出発します。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。


さて、先週のFMレキオ 「JAZZ119」にライブ出演した当院のドクターカースタッフの様子がU-sreamにアップされましたのでシェアしますね。



  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 15:28Comments(0)

2013年11月13日

今週末のイベント案内

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

沖縄も朝晩はすっかり涼しくなってまいりました。今週は寒波が本土を襲っているとのこと。皆様いかがお過ごしですか?

今週、うれしいことがありました。半年以上の闘病を続けていた患者さんが元気になって退院をしていきました。数度に渡る敗血症ショックで、何度も集中治療を経て、かなり体力の消耗もしましたが、救命チーム、各専門家、看護師、リハビリ療法士、地域連携室など各所の協力を得て退院に持っていくことができました。



なかなか救命できない症例も多くある中で、こういう症例はすごく励みになります!(^O^)

さて、今週末のイベントの案内です



http://www.ritoufair.jp/

日にち: 11/16(土)~17(日) 11AM~17PM
場所: 沖縄セルラーパーク那覇


離島フェア2013内に、一部ブースをお借りし、ドクターヘリについて写真や映像を通じて皆様に知っていただける機会になれればと思っています。離島関係者、離島の物産を堪能しにきた皆様も、是非沖縄県の離島医療について足を運んでみてください。

そして!!

離島フェアではスペースの関係で県ドクターヘリの実機展示はできませんが、

17日(日)に那覇市新都心公園で紙ヒコーキ大会が行われ、12時~13時にドクターヘリも参加することにもなっております。

(天候、要請時には時間変更やキャンセルもあります)

こちらのほうは昨日、FMレキオにて案内が流れていますよ~



ブログ↓↓
http://shiisar.ti-da.net/e5567769.html

去年は台風の影響であいにくの天気でしたが、こちらのほうも是非ご参加くださいね!

皆様にお会いできるのを楽しみにしています。   

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 18:20Comments(0)

2013年11月11日

【緊急告知】FMレキオでドクターカーについてライブトーク!

急な案内となってしまいましたが、以前ドクターヘリについてゲスト出演したコミュニティラジオ番組で、今度は浦添総合病院のドクターカーについて取り上げてもらえることになりました。



ドクターヘリと同じ病院前ツールであり、運用も似ているところ違うところがあります。開始から1年半が経ちソフト面もシステム面も試行錯誤しながら改善していっております。

今回は、救命センターの「ピッコロ大魔王」ことヨネモン先生が優しく解説してくれる予定です。

お楽しみに!!

11/12(火)の17:00~17:30 
FMレキオ 80.6MHz 「Jazz 119]





 那覇市の新都心スタジオからお届けしますので、夕方の時間に時間が都合がつく方は、tune on FM 80.6MHz!! 

※写真は当院の看護師のご好意によりいただきました。信号待ちしていたら救急車のサイレンが聞こえ、そのすぐ後にドクターカーが追尾している躍動感あふれる一枚です。  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 00:05Comments(0)

2013年11月10日

救急医への道 第三弾!「We ♡ こきゅーき the Ventilator Lovers」

三回目を迎えた「救急医への道」シリーズは、次回は「We ♥ こきゅーき the Ventilator Lovers」ということで、人工呼吸器をこよなく愛する 講師陣が送る、ベンチレーター漬けの一日となります。楽しく教え合い、体を使って楽しめるように工夫しています。



「救急医への道」は、浦添総合病院 総合診療部のレジデント対象のオフトレーニングコースですが、 どなたでも見学大歓迎ですので、お気軽にご来場ください.研修医、医師、看護師、CE/ME、救急隊、他どなたでも.もちろん他院他施設の方もOKです

※シミュレーションや実機を使ったコーナーは機材数の関係でご参加いただけません.

日時:12/15(日) 9AM~17時
場所:浦添総合病院 アルカディア棟 6F ソア




興味のある方は気軽に足を運んでみてくださいね。  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 17:01Comments(0)

2013年11月09日

リアルワールド再放送(鹿児島県)のご案内

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。今月最後のヘリ当番です。

先月は43件の出動がありましたが、今月に入ってからは今日現在で3件とゆったりした時間が流れています。日の出は6時半とだいぶ遅くなりましたが、暑くなく寒くなく過ごしやすい季節になってきました。

ピッコロ先生提供の写真


今日は、来週の航空医療学会に向け、発表の準備をしています。他県のドクターヘリ関係者の皆様にもお会いし新しい試みや知見について意見交換できることを楽しみにしております。

さて、先日関東圏の日テレで放送があった「THE 命のヒーローズ 緊急出動!ドクターヘリ ~救命救急 命の闘い~」が、鹿児島県にて再放送することとなりましたので、ご案内致します。



日時:11月16日(土)16時~
チャンネル:鹿児島読売テレビ


鹿児島在住の方で、ご興味のある方でご覧になってくださいね!





  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 15:56Comments(0)

2013年11月04日

島へ戻れるように...

先日、鹿児島県ドクターヘリを管轄する保健医療福祉課の方がドクターヘリ基地と病院に見学にこられました。



鹿児島県ドクターヘリは鹿児島市立病院が2011年12月から運行を開始しています。ただ、カバーする離島も多く、沖縄に近い離島3島(与論、沖永良部、徳之島)については当ドクターヘリが現在をカバーしています。奄美大島に関しては、自衛隊のヘリ添で急患空輸をすることがあります。



他県と違う当ドクターヘリの運行要領について説明をしたあと、担当官に率直に「下り搬送」についての提言をさせていただきました。

数は多くないですが、医療度が高いことでなかなか離島に戻れない患者がいることは、ここ数年沖縄で救急医療を行って感じたことです。酸素が必要なだけならまだしも、吸引や呼吸器、あるいは血圧の管理が必要な方もいらっしゃいます。単独で船、あるいは飛行機に載せるにはリスクが高く、仮に乗れたとしても移動に長時間を要したりすることが多々あります。その度に医師、看護師が付け添えるわけではないですし、とはいってもある程度状態が改善したら島に戻りたい、家族と一緒に暮らしたいと思うのは自然な考えです。



ドクターヘリはより高度な医療施設への「上り搬送」しか行っていませんが、特に遠方離島に戻るある程度の医療管理を必要とする患者については「下り搬送」もあってもいいと思うのです。(どこまで公費負担するかは議論すべきですが...) 陸続きではない離島を多く抱える県が独自にフレキシブルに考えるべきことではないかなと思います。


先日の民間機での搬送は、一番患者さんにとって楽な方法を取りましたが、それでも5時間要しました。これがドクターヘリだったならもっと身体的な負担は少なかったのではと思っています。

もちろん「下り搬送」が本業を圧迫することはあってはなりませんが、検討に値する項目だと思います。

みなさんは、どうお考えですか?  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 08:05Comments(0)

2013年11月03日

沖縄ファミマ 国道508号線「結」 CM

ティーダヘリスタッフが、沖縄ファミリーマート 国道508号線「結」第六弾のCMで出ましたよ~♪

Tiida heli staff aprtifipated in Okinawa Family Mart `Yui` CM project ♪



ナッシーDr、ナミNs、チネコさん、coordinateありがとね~

ホンの数秒ですが、楽しい雰囲気を是非ご一緒に!

画質が悪いのはごめんなさい m(_ _)m 

  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 08:00Comments(0)

2013年11月02日

てぃーだヘリがペイントされました

なぜか今月は初旬にヘリ当番が集中しているヨシバードです。

最近は自分の時は平和な時間が流れていることが多いので、その間に溜まっている他の業務を片付けていっています。
ブログ更新もちょこちょこやりますよー。

昨年の秋に沖縄県ドクターヘリの愛称について公募を行ったところ150通を超える応募をいただきました。多かった意見の中から、当ドクターヘリのイメージと合致するもの、覚えてもらえそうな候補を関係者で厳選し、

「てぃーだヘリ」に決定しました。

ようやく一年越しにティーダヘリのイラストがJA806Hの機体にペイントされました。



「てぃーだ」とはウチナーグチで「太陽」という意味。サンサンと輝く太陽の下、医療を必要とする現場に急行し、生命に息吹を与える力強い太陽であってほしい...そういう願いがこもっています。そして、ドクターヘリの運行病院である浦添総合病院は、別名「てだこの町」(てだことはティーダの子、つまり太陽の子の意味)というのも関係します。

イメージソングである『てだこの詩』(琉球チムドン楽団)もその由来からですね。

イラストは、これまたプロ顔負けのあやみんDr作です。優しい『てぃーだ』のイメージが伝わってきますか?



手作り感満載のてぃーだヘリを、ますます身近に感じていただけたらいいなーーと思っています。

これからもよろしくお願いします!  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 08:05Comments(0)

2013年11月01日

沖縄県ドクターヘリ5周年報告会の案内

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

今年も残り2ヶ月を切りましたね。常夏の沖縄も最近は雨と曇りがちの日が続き、日の出も遅くなってきています。




本日の日没時刻は17時48分。待機は17:00で終了となります。遠く鹿児島からの要請は15時台でないと日没にかかってしまい、応需が難しくなります。皆様が健康な週末を過ごせることをお祈りしています。

今月から、新たにフライトナースのOJTが始まりました。トップバッターは沖縄の苗字だけど、全然ウチナーカーギーじゃないアユさん(ニックネームは募集中だそうです)



ドクターカーナースとして、既に一緒にミッションをこなしており、これからは空も駆け巡ることになります。朝の定期点検ではてきぱきと確認をしていました。カーとヘリは行動範囲、時間経過、搬送先選定などが大きく異なります。カーでの知識を活かして早くドクターヘリの業務に慣れてくださいね!どうぞよろしくお願いします(´▽`)





さて、ちょうど1ヶ月後の12月1日に沖縄県ドクターヘリは運行5周年を迎えます。これまで延1700件超の医療介入、搬送を行いました。

下記の日程、場所で県民の皆様にもわかる形で、沖縄県ドクターヘリの軌跡、現状、未来について知っていただける機会を設けました。
パネルやドクターヘリの展示も予定をしております。沖縄県の救急医療がどのように成り立っているか理解いただければ幸いです。

沖縄県ドクターヘリ 5周年報告会
日時:平成25年12月1日(日)
    13時~16時
場所:浦添市 てだこホール (小ホール)



予約は不要、参加無料です。一般参加も大歓迎です。

那覇マラソンとかぶってしまいますが、お時間が合う方は是非お越し下さいね♪  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 13:55Comments(0)

2013年10月29日

日本救急医学会

先週、3日間の日程で日本救急医学会 学術総会が東京国際フォーラムで行われました。

年に一度の大きなこの会合は、全国から救急医療に携わっている者が集い多岐に渡る分野で講演や発表を行います。今年は若手向けのセミナーやハンズオンブースもあって、若手からベテランまで参加しやすくプログラムされていました。最新の知見、治療、他院でのやり方を知るいい機会です。

当院からは、河本先生、福井先生、入江先生、八木センター長と僕が発表をしました。

河本先生 『薬剤性アナフィラキシーショックからの心肺停止の症例』

福井先生 『毒ガニ摂取で神経麻痺をきたした症例』

葵 『AirwayScopeの救急領域での有用性』

口演では、入江先生が、『バイタルサインからの臨床診断シミュレーショントレーニング』八木センター長が、『ドクターカー導入が当救命センターに与えた影響』について発表を行いました。

今後も積極的に当救命センターでの症例、臨床研究、活動について全国の皆様に知っていただけるように発表をしていきたいと思います。

写真右は久しぶりに再会した元同僚(現N市民病院)のDrバブちゃん。相変わらずの食いしん坊ぶりで、ぽっちゃり体型維持してました~(。-∀-)

  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 17:03Comments(0)

2013年10月27日

ティーダヘリのワッペン

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

のろのろ台風27号の影響で沖縄地方は今日も風が強いです。一昨日、昨日と要請が立て続けにありましたが、今日はいたって平和なスタートです。

さて、プロ顔負けのK本Drのデザインのティーダヘリのワッペンが先日出来上がりました。



これまではステッカーとしてイベント配布していたものを、ワッペン用にマイナーチェンジをし、イトゥDrが足しげく通いワッペンとして出来上がりました。沖縄本島と周辺離島も再現されていて、なかなか重厚感があってグッドです!





沖縄県ドクターヘリの広報の一環として一般販売をしています。
興味のある方は、沖縄で有名なワッペン専門店である TIGER EMBに足を運んでみてください。


http://www.tiger-emb.net/shop/

〒904-0004
沖縄県沖縄市中央4-10-3

*注: 募金ではありませんので、ご購入により当ドクターヘリの運航に収益となることはございません。  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 12:53Comments(0)

2013年10月24日

リアル×ワールド ドクターヘリ特番 「沖縄県ドクターヘリ編」

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

今日は台風27号接近のために、沖縄県ドクターヘリは終日運休となっています。本島はかろうじて暴風域からは逸れましたが、今回は雨風が強い台風です。進路にあたる西日本在住の方々はくれぐれもお気を付けください。



さて、10月初旬に関東圏で放送された日本テレビの「リアル×ワールド」のドクターヘリ特番の一部をお届けします。
(本ページリンクからのみ見れるようになっています。)



沖縄県、岡山県、静岡県、千葉県のドクターヘリが紹介されています。地域によって地形も違えば、要請内容も消防との連携も色々だなと思いました。

ここでは、当ドクターヘリが紹介されている部分のみのアップです。放送時間自体はそれほど長くないですが、担当のディレクターさんには暑い中汗をかいて張り付きでいていただいた渾身の作品です。

今は遙か遠く北の大地に修行にいっているクロスケDrが紹介されていますよー。

イメージソングである「てだこの詩」もバックグラウンドで入ってます♪



関東圏外で見れなかったという人は是非 check it out!
  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 18:23Comments(0)

2013年10月15日

20万アクセス!

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

「10年に一度」の台風26号が太平洋を北上し、雨風強くなってきているころと思います。進路にあたる地域の皆様はくれぐれも気を付けてお過ごしください。

沖縄地方が多少風が強い程度でさほど影響は受けていません。ドクターヘリも通常通りに運航をしております。



さて、かなりの自己満足ではありますが、当ブログが開設されてから、先日ついに20万回アクセスに達しました!!

「そんなのいちいち報告にあげることでもないだろ!」とツッコミがきそうですが、浦添総合病院救命救急センター、沖縄県ドクターヘリ、ドクターカーを多くの皆様に知って頂きたいと思っていたので、自分にとっては意味のある数字です。



写真を多く、わかりやすくをモットーに、今後も色々な職種の方からの「生の声」をお届けする予定ですので、皆様の益々の温かいサポートをお願いしま~す!  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 17:54Comments(0)

2013年10月14日

故郷に帰りたい

ハイサイ。フライトドクター ヨシバードです。3連休はいかがお過ごしですか?僕は2日の連休を頂いてエネジーチャージしてきました。今日はヘリ当番ですが、平和な時間が流れています。

さて、先日、離島へ戻る患者さんの付き添い搬送を行ってきました。公的ヘリであるドクターヘリや、自衛隊が行うヘリ添は基本的に上り搬送(いわゆるより高度な医療機関への搬送)しか認められておりません。状態の悪い方を早く高次施設に搬送し治療を開始するということは理解できることですが、離島を多くかかえる地域では、治療が終わったあとに離島に戻ることも患者さんにとっては苦労の多いことです。後遺症が残り器械や酸素が常時必要な状態、常時介護が必要な状態...は特に困難を極めます。

でも、みんなは「いつかは慣れ親しんだ故郷に戻りたい」と思うものです。

これまで何度か民間保険会社のサービスを使って、日本-海外間のrepatriation service(本国送還業務)に携わったことがありますが、沖縄ではこういったサービスはみたことがありません。

今回のケースは外傷のため全面的な医療介入が必要な方でした。受け持った時点で家族に伺ったプランとしては、十数時間かけて船で戻るとのこと。しかも到着が深夜になるとのこと。そうでなければ、搬送スペースの関係から大きい飛行機が就航す大都市空港まで一旦戻ってからトランジットを行うとのことでした。いずれの方法にせよ、酸素や吸引の問題、長時間の搬送で褥瘡が悪化してしまう恐れがあり、疲労の蓄積からバイタルが不安定になることも心配でした。



那覇と離島を結ぶ航空便だと搬送は一時間のみ。ただ、小さい飛行機のためリクライニングができず座位での搬送に限られます。看護師、理学療法士から状況を聞き取りしながら、同時に地域連携室を通して搬送にかかわるプラン・準備を行いました。体位、吸引、血圧の管理など予想される病態の変化をリストアップし対策の練りました。その上でエアラインの担当者とも何度か交渉し、なるべくギリギリまではストレッチャーで待機し、座位時間を極力短縮するように便宜をはかってもらいました。

大型機に載せるためのリフト車


当日はタラップ直近まで病院救急車で乗りつけ出発間際で車いすに載せ替えから人力で持ち上げました。前後座席もエアラインの好意でブロックして頂いたり、医療器材の使用についても融通を利かしていただきました。ありがとうございます。





血圧は予想通り座位で低下しましたが、弾性ストッキング効果もあり症状が悪化せず昇圧薬なしで乗り切ることができました。



離島では、救急車がタラップまでお迎えにきてくれました。



たった一時間、されど一時間。一年ぶりの離島の景色を窓からみた時の患者さんとご家族の安堵した表情がとても印象的でした。



島での滞在時間はわずか30分弱でしたが思い出に残る搬送となりました。

船でしかアクセスのできない離島、飛行機でも搭乗制限がかかる時はもっとスムーズに下り搬送ができるシステムが今後構築されることを願っています。  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 13:29Comments(0)

2013年10月08日

ドクターヘリ運航再開

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。久々のヘリ当番です。

台風24号が過ぎ去り、今朝よりマブヤーヘリも通常体制に戻っています。昨日は半日だけの運航でしたが、離島から重症急患の搬送がありました。現在、集中治療室で加療中です。

台風24号の進路にあたる北九州、中国地方の皆様はお気をつけください。



今日は久々に晴れた一日となっています。朝一から、整備士が入念に点検を行っています。



そして久々のエンジン洗浄も行いました。ただでさえ当ドクターヘリは洋上飛行が多く塩害がきついですが、二つの台風で更に多くの塩を吸い込み、またボディーも塩でベタベタなので丁寧にきれいにしました。



本日はいつでもミッションにready to GOです!!

少し前になりますが、宜野湾の救急フェアの写真をアップします。あいにくの天気でギャラリーは少な目でしたが、宜野湾市はドクターヘリ、ドクターカー共に出動をするエリアなので、ドクターカー、ヘリの両方の展示をしました。





コラボショットもなかなかイケてますね!!





今後も、救急救命士と一緒に、ヘリ・カーで互いに補完し合いながら、よりよいプレホスピタルケアを提供したいと思います。




*宜野湾救急フェアの写真は有志の方より提供頂きました。ありがとうございます!  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 10:19Comments(0)

2013年10月06日

夏のAirway祭 後篇

後編です。

ランチブレークを挟んで、午後は色々な気道管理デバイスを用いたハンズオンとツールの選択方法について実習を行いました。数多くの挿管困難用のデバイスが巷で発売されていますが、僕の考えは、「得意、不得意とする器具は個人差あって当然。少ないツールでも自分が自信を持って使用できる器具を習得する」ことです。



時間の猶予がないケースでは悠長に同じアプローチで気道確保を目指すことは賢明な判断ではありません。失敗したら、次はどのステップに進むのか?器具を替えるのか、薬剤を使うのか、施行者を替えるのか、体位を工夫するのかなど、予め周りの人たちにも知らせておく必要があります。

今回は時間の関係で、Airway Scope、ファイバースコープを用いた挿管に絞って実習を行いました。基本的なテクニックから、ブジーを併用したり、吸引チューブを併用したり...体位も常に仰向けの頭からのアプローチとは限らないので、座位や側仰位などもトライしました。Airway Scopeは奥が深いです。個人的には救急現場でも十分威力を発揮するデバイスだと信じています。







イトゥDrからはその後ファイバー、ユースケDrからは緊急気管切開のレクチャーがありました。いずれもすごく大事な手技です。



最後はグループに別れてのケース討論。いずれも僕が経験した気道トラブルで頭を悩ませた症例を提示しました。病院内だけではなく、ドクターヘリやカーでの現場症例、夜間のコールなど、多彩なバリエーションの中、その時々で救急医がどのようなアプローチをとるのかDiscussionを行いました。盛りあがってしまい全10症例を網羅することはできませんでしたが、考えるいいきっかけになってくれればうれしいです。



その後は、恒例の打ち上げ~!

スタッフと後期研修医の近さが当救命センターの魅力です。和気藹々としながら、一緒に勉強しスキルアップする。そんな環境を今後も作っていきたいと思います。



企画のユースケDr、講師として参加頂いたイトゥDr、後期レジの皆様おつかれさまでした!

「救急医への道」 次回は、12月に第三弾「人工呼吸管理」について行う予定です♪  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 00:16Comments(0)

2013年10月06日

夏のAirway祭 前篇

はいさい。ヨシバードです。

少し前になりますが、当院の総合診療部後期研修医向け勉強会がちゅらSIMで行われました。



「救急医への道」と称して、1日かけて救急医としての知識、技能を磨くための講座です。ユースケDr企画のもと全4回シリーズの第二弾「夏のAirway祭」が開かれました。



朝早くからは、テーマを絞らずに受講生(後期研修医1年目)が相互レクチャーを行いました。救急で感じた疑問、調べてきたことについて互いの発表を聞きながら学ぶpeer lecture方式です。その後は一つ上の先輩から、Airwayについての総論的な講義、失敗談などが続きます。



そして、いよいよ各論になりますが、はじめにDifficult Airway Algorithmを救急現場で適応できるように改変しレクチャーを行いました。手術室でおきる挿管困難を対象にしたalgorithmでは、予測不能な急患では対応できない場合もたくさんあるからです。



そして、実際にハンズオンで最も基本となる喉頭鏡の使い方から。救急医の挿管は、麻酔科医の目からは雑に移ります。患者を傷つけてはいけないと思う意識よりも、救命をしなければいけない意識が勝るせいだと思いますが、それでも雑です。歯を折ってしまったり唇を切ってしまったり...救命優先としてももっと配慮があってもいいように感じることが多々あります。「もっと舌をよけていれば、良好な喉頭展開ができるのに...」と思うこともたくさんあります。頭位の取り方、枕の置き方、ブレードの選択、口腔内へのアプローチの仕方などTipsを交えながら講義を進めました。



その後は一旦、座学に戻って、Semi-awake intubationについて。緊急を要する患者の気道確保は時間の猶予がありません。悶え苦しんでいる人への操作は一際難しいです。筋弛緩、鎮静をかけてしまえば楽なのにと思うことも多々あります。が、そうすることで自発呼吸を止めてしまい、更に自分の首を絞めることにもなりかねません。0か100ではなく、いかに短時間で患者の生理学、解剖学、病態評価をして適切な鎮静・鎮痛に持っていけるか。そして、そのツールとして薬をどの案配で投与していくか、あるいは薬を使用しない選択をするかお話をしました。

後編に続きます...  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 00:16Comments(0)

2013年10月05日

米海軍病院への搬送

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

沖縄県ドクターヘリは台風23号接近に伴い、風が強く運休となっています。関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしています。暴風域を抜けたら明日の午後からは運航再開できるでしょうか...



本年度も後半に入りましたね。救命センターは、シニアレジのクロスケDrが北海道に、ワカDrが東京に更なる修行に旅立たれ、若手もこれまで以上に病棟管理、外来業務を担っています。プレホも含め、4、5年目がこれまでこなしてきた内容も少しずつ慣れていってほしいと思っています。

先日、暫し沖縄を離れるワカDrとヘリで一緒でした。沖縄県ドクターヘリは広範囲をカバーしているため、患者のバイタル、発生場所、居住地、時間帯、重複の具合によって搬送先を選定する必要があります。当然、緊急を要する場合は直近の救命センターに搬送をしますが、切迫していない状態では、なるべく患者と家族がアクセスしやすい所に搬送選定します。

先日のケースは、外国人の方でした。小学生のキャンプ訓練中に、転落した子供を助けようとして自分も木から転落したとのこと。意識レベルが悪いというキーワードで要請がありました。一時的な意識消失はありましたが、幸い救急隊接触時には話をできるようになるまで回復していました。他に大きな外傷もなく、外傷性くも膜下出血は気になるところですが、一分一秒を争う病態ではなさそうでした。



相談の上、ご両親が待つ米海軍病院に搬入しました。今年春から新病院が運用開始となり初の新ヘリパッドへの着陸です。



ごっついマッチョな救命士とスーパーフレンドリーなER看護師、そして救急医、外科医が事前情報を聞きつけてスタンバイしてくれました。ちょっとドラマ「ER」の世界のような錯覚がありました(^.^)



スムーズな受け入れに感謝いたします。





これからもよろしくお願いします。  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 18:06Comments(0)

2013年10月02日

救急医やっててよかった!

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

毎日のように生死の最前線に立って仕事していますが、今週救急医としてうれしいことがありました。

医師である以上、命を救うということは最もやり甲斐があることです。そして、元気に社会復帰をできることはなおさらです。

ただ、医療が発達した現代であっても、現実的には完治をできない難病や、老衰を食い止めることはできません。そういう中でも、何が一番患者と家族にとっていい選択肢になるのか考えていっています。

本日、神経難病で入院していた患者さんを無事退院させました。



肺炎から敗血症をきたし集中治療を経た後、家族と本人の意思を尊重し在宅医療に舵をきりました。呼吸器をつけたまま在宅でみるには多くのハードルが存在します。介護保険を申請したり、ケアマネージャー、往診医との連携、訪問看護、訪問入浴などなど...家族にも熱心な介護をお願いしなければいけません。何度も他職種と合同カンファレンスを行い、スムーズに在宅に戻れるよう摺合せを行いました。



長かった病院での生活から慣れた自宅へ移り、より良い療養を送ってほしいと思います。



そんななか、病棟回診である患者さんに声をかけられました。

「先生、明日退院許可でたよ!」

「ん??ごめんなさい。ちょっと名前が...」

「〇△◇ですよ。覚えてないですか?ほら先日、おぼれて・・・」

「あーー!あのときの!」

無理もありません。先日、ドクターカーで出動し救命した患者です。肺にたくさんの水を吸い込み、呼吸状態が不安定の状態の姿しか僕は知らないのですから。病院到着早々に人工呼吸器管理を開始しました。血色は戻り笑顔に満ちていて、集中治療を行っていた時とは全然別人でした。

救急医をやってよかったと思った瞬間でした。これだからやめられないません。

これからもがんばります!  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 07:53Comments(0)

2013年10月01日

ドクターヘリ安全研修会報告

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

先週末、ドクターヘリ安全研修会が浦添市のてだこホールで開催されました。

「現場力を高めるため ヒューマンファクターの視点から」というテーマで、日本ヒューマンファクター研究所の塚原利夫様を講師に招いて、病院、消防、警察などドクターヘリミッションに直接、間接的にかかわる職種を対象に講演をいただきました。







実例を紹介いただきながら、また聴講者参加型のレクチャーは大変わかりやすいものでした。

「本当に理解をしているのか、わかっているふりをしているだけではないのか?」

「ノー了解、ノーラジャーキャンペーン。自分の言葉で確認すること」

一分一秒を争うミッションであるからこそ、焦りは禁物、職種を超えたチーム内の意思疎通は大事という講義でした。一見当たり前に聞こえる内容でも、実際には現場では様々な制約や、すれ違いが生じます。人間である限りエラーは起きるもの、ただそれをいかに減らすように工夫できるか興味深く聞かせていただきました。

塚原様はもと日航のパイロットで、教官も長年携わっていたとのこと。厳格な安全管理が要求される航空業界におけるお話しは、プチ飛行機マニアとしても面白かったです。

後半は、早期医療介入をテーマに、リゾートホテルで溺水が発生したという架空のケースをもとにパネル形式で討論がなされました。消防のマンパワー不足でランデブーポイントの着陸誘導を行えないことも多々あります。その時には、パイロット判断で安全確認をして着陸しますが、必要あればホテルの従業員や県警も人命救助のために手伝っていただけるという心強いお言葉を頂きました。







http://www.qab.co.jp/news/2013092946632.html

もうあと二か月で沖縄県ドクターヘリは5周年を迎えます。年々増加する要請に対して、更に効率いいシステム作りをするべく今後も関係機関との連携強化に向けて今後もがんばっていきたいと思っています。



  

Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 22:11Comments(0)