～南の島々から命の地域格差をなくしたい～　　　　　浦添総合病院　救命救急センター　

はいさい。フライトドクター　ヨシバードです。

沖縄地方、今週は秋晴れの日が続いています。しばらくヘリ当番がない間に、だいぶ日が短くなってきました。

今日の読谷村の日の入時刻は、１７時５１分。最も日が長かった時と比べ２時間以上も短いです。最遠離島の徳之島までは、往復で２時間半かかるため日入時刻から２時間４５分前までの要請でないと対応が難しいです。本日ですと、15時になります。どうか平和でありますように・・・

なーんて書いてたら、本当に徳之島から要請が・・・　「噂をすると・・・」ってあながち間違ってないですね。

徳之島へは無給油ではいけません。与論島で一旦給油をしてから向かいます。帰りはもちろん経由せず、目的地の病院までダイレクトフライトです。

今日は、与論空港で見慣れない飛来機を発見！！白地に赤の機体に、青色でDoctor Heliの文字っ！！



あっ、念のためですが、後ろの固定翼も同じくドクターヘリカラーリングですが、ドクタージェットではございませぬ。与論→鹿児島定期便のJapan Air Commuter3824便（DASH8-400）です(^.^)

「？？？」と思いましたが、鹿児島県ドクターヘリの機体（JA02KG）の様子。既に昨年１２月より鹿児島市立病院を拠点として運航開始（JA01KG）しています。ただ、鹿児島県は多くの離島もかかえており、奄美地方に２機目のドクターヘリを導入予定です。その機体でしょうか。日本で珍しいアグスタ社製の機体でした。形はノコギリ鮫のイメージです。この機種、実はドクターヘリの中で一番スピードがでるんだとか・・・

興味がてらのぞいてみましたが、縦長の機体で、クラムシェルドアがなくストレッチャーは側面ドアからいれるようです。キャビンは医療器材が載っていませんでしたが、我々と比べ少し狭めの印象でした。



何はともあれ、沖縄では同業種のヘリと遭遇することはほとんどありませんのでハイテンションになってしまいました。

後ろの機体は給油中の沖縄県ドクターヘリ（EC-135、JA806H）です。親戚同士のコラボショット！


その後のミッションは、もちろん心を入れ替えてのぞみましたよ　(^.^)