2013年10月01日
ドクターヘリ安全研修会報告
はいさい。フライトドクター ヨシバードです。
先週末、ドクターヘリ安全研修会が浦添市のてだこホールで開催されました。
「現場力を高めるため ヒューマンファクターの視点から」というテーマで、日本ヒューマンファクター研究所の塚原利夫様を講師に招いて、病院、消防、警察などドクターヘリミッションに直接、間接的にかかわる職種を対象に講演をいただきました。
実例を紹介いただきながら、また聴講者参加型のレクチャーは大変わかりやすいものでした。
「本当に理解をしているのか、わかっているふりをしているだけではないのか?」
「ノー了解、ノーラジャーキャンペーン。自分の言葉で確認すること」
一分一秒を争うミッションであるからこそ、焦りは禁物、職種を超えたチーム内の意思疎通は大事という講義でした。一見当たり前に聞こえる内容でも、実際には現場では様々な制約や、すれ違いが生じます。人間である限りエラーは起きるもの、ただそれをいかに減らすように工夫できるか興味深く聞かせていただきました。
塚原様はもと日航のパイロットで、教官も長年携わっていたとのこと。厳格な安全管理が要求される航空業界におけるお話しは、プチ飛行機マニアとしても面白かったです。
後半は、早期医療介入をテーマに、リゾートホテルで溺水が発生したという架空のケースをもとにパネル形式で討論がなされました。消防のマンパワー不足でランデブーポイントの着陸誘導を行えないことも多々あります。その時には、パイロット判断で安全確認をして着陸しますが、必要あればホテルの従業員や県警も人命救助のために手伝っていただけるという心強いお言葉を頂きました。
http://www.qab.co.jp/news/2013092946632.html
もうあと二か月で沖縄県ドクターヘリは5周年を迎えます。年々増加する要請に対して、更に効率いいシステム作りをするべく今後も関係機関との連携強化に向けて今後もがんばっていきたいと思っています。
先週末、ドクターヘリ安全研修会が浦添市のてだこホールで開催されました。
「現場力を高めるため ヒューマンファクターの視点から」というテーマで、日本ヒューマンファクター研究所の塚原利夫様を講師に招いて、病院、消防、警察などドクターヘリミッションに直接、間接的にかかわる職種を対象に講演をいただきました。
実例を紹介いただきながら、また聴講者参加型のレクチャーは大変わかりやすいものでした。
「本当に理解をしているのか、わかっているふりをしているだけではないのか?」
「ノー了解、ノーラジャーキャンペーン。自分の言葉で確認すること」
一分一秒を争うミッションであるからこそ、焦りは禁物、職種を超えたチーム内の意思疎通は大事という講義でした。一見当たり前に聞こえる内容でも、実際には現場では様々な制約や、すれ違いが生じます。人間である限りエラーは起きるもの、ただそれをいかに減らすように工夫できるか興味深く聞かせていただきました。
塚原様はもと日航のパイロットで、教官も長年携わっていたとのこと。厳格な安全管理が要求される航空業界におけるお話しは、プチ飛行機マニアとしても面白かったです。
後半は、早期医療介入をテーマに、リゾートホテルで溺水が発生したという架空のケースをもとにパネル形式で討論がなされました。消防のマンパワー不足でランデブーポイントの着陸誘導を行えないことも多々あります。その時には、パイロット判断で安全確認をして着陸しますが、必要あればホテルの従業員や県警も人命救助のために手伝っていただけるという心強いお言葉を頂きました。
http://www.qab.co.jp/news/2013092946632.html
もうあと二か月で沖縄県ドクターヘリは5周年を迎えます。年々増加する要請に対して、更に効率いいシステム作りをするべく今後も関係機関との連携強化に向けて今後もがんばっていきたいと思っています。
Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 22:11│Comments(0)