2013年11月04日
島へ戻れるように...
先日、鹿児島県ドクターヘリを管轄する保健医療福祉課の方がドクターヘリ基地と病院に見学にこられました。

鹿児島県ドクターヘリは鹿児島市立病院が2011年12月から運行を開始しています。ただ、カバーする離島も多く、沖縄に近い離島3島(与論、沖永良部、徳之島)については当ドクターヘリが現在をカバーしています。奄美大島に関しては、自衛隊のヘリ添で急患空輸をすることがあります。

他県と違う当ドクターヘリの運行要領について説明をしたあと、担当官に率直に「下り搬送」についての提言をさせていただきました。
数は多くないですが、医療度が高いことでなかなか離島に戻れない患者がいることは、ここ数年沖縄で救急医療を行って感じたことです。酸素が必要なだけならまだしも、吸引や呼吸器、あるいは血圧の管理が必要な方もいらっしゃいます。単独で船、あるいは飛行機に載せるにはリスクが高く、仮に乗れたとしても移動に長時間を要したりすることが多々あります。その度に医師、看護師が付け添えるわけではないですし、とはいってもある程度状態が改善したら島に戻りたい、家族と一緒に暮らしたいと思うのは自然な考えです。

ドクターヘリはより高度な医療施設への「上り搬送」しか行っていませんが、特に遠方離島に戻るある程度の医療管理を必要とする患者については「下り搬送」もあってもいいと思うのです。(どこまで公費負担するかは議論すべきですが...) 陸続きではない離島を多く抱える県が独自にフレキシブルに考えるべきことではないかなと思います。

先日の民間機での搬送は、一番患者さんにとって楽な方法を取りましたが、それでも5時間要しました。これがドクターヘリだったならもっと身体的な負担は少なかったのではと思っています。
もちろん「下り搬送」が本業を圧迫することはあってはなりませんが、検討に値する項目だと思います。
みなさんは、どうお考えですか?

鹿児島県ドクターヘリは鹿児島市立病院が2011年12月から運行を開始しています。ただ、カバーする離島も多く、沖縄に近い離島3島(与論、沖永良部、徳之島)については当ドクターヘリが現在をカバーしています。奄美大島に関しては、自衛隊のヘリ添で急患空輸をすることがあります。

他県と違う当ドクターヘリの運行要領について説明をしたあと、担当官に率直に「下り搬送」についての提言をさせていただきました。
数は多くないですが、医療度が高いことでなかなか離島に戻れない患者がいることは、ここ数年沖縄で救急医療を行って感じたことです。酸素が必要なだけならまだしも、吸引や呼吸器、あるいは血圧の管理が必要な方もいらっしゃいます。単独で船、あるいは飛行機に載せるにはリスクが高く、仮に乗れたとしても移動に長時間を要したりすることが多々あります。その度に医師、看護師が付け添えるわけではないですし、とはいってもある程度状態が改善したら島に戻りたい、家族と一緒に暮らしたいと思うのは自然な考えです。

ドクターヘリはより高度な医療施設への「上り搬送」しか行っていませんが、特に遠方離島に戻るある程度の医療管理を必要とする患者については「下り搬送」もあってもいいと思うのです。(どこまで公費負担するかは議論すべきですが...) 陸続きではない離島を多く抱える県が独自にフレキシブルに考えるべきことではないかなと思います。

先日の民間機での搬送は、一番患者さんにとって楽な方法を取りましたが、それでも5時間要しました。これがドクターヘリだったならもっと身体的な負担は少なかったのではと思っています。
もちろん「下り搬送」が本業を圧迫することはあってはなりませんが、検討に値する項目だと思います。
みなさんは、どうお考えですか?
Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 08:05│Comments(0)