2015年09月08日

平成27年度沖縄県総合防災訓練

はいさい 空飛ぶひ〜じゃ〜です

今年も9月に入り、沖縄県総合防災訓練が行われました。

浦添総合病院からは、8名のDMATが参加しました。

今年は、本会場から離れた会場の救護所を担当しました。

瓦礫の中から救出された傷病者の初療にあたります。
平成27年度沖縄県総合防災訓練



救護所に到着すると、すでに傷病者が数名救出されていました。
平成27年度沖縄県総合防災訓練



急いで治療を開始しつつ、通信環境(衛生電話)を立ち上げて、本部に連絡します。

同時に消防からは、現場へのDMAT派遣要請がありましたので、急いで派遣します。

今回は、ICT(Infomation & Communication Technology)を駆使した訓練を行いました。

東京電機大学の先生に協力していただきました。

デジタルトリアージシステム、音声クロノロ、動画配信、IP電話と盛りだくさんです。

簡単に説明すると、デジタルペンでトリアージタッグ(専用の)に記入すると、そのままデジタルデータとなって、PC上にリスト化されて閲覧できる優れものです。今までは、記入したものを、人言の手でリスト化して、さらにそれをPC入力したり、FAXしたりして伝えていたのですが、その過程を2〜3個か省けるものです。ただし、現状では全隊員がデジタルペンを持っているわけではないことや、電池が切れたり、通信環境が全くなくなっていると使用できないのが欠点です。

しかし、傷病者情報を本部に伝えるスピードと正確性、現場の人でを軽減できるメリットは大きいので、実験を繰り返し、欠点を改善していきたいですね。

音声クロノロも、ホワイトボードに書きながら、音声でCSVに落とせるので、これもロジスティクスを一人減らせます。

動画配信をすることで、本部でも現場の状況を見ることができるので、とても有用です。

IP電話は、無線免許が必要なく、携帯電波が届くところではどこでも通信できるので、距離の離れた場所どうしの通信に向いています。チャンネルを合わせれば、沖縄と東京でも話せるというわけです。

平成27年度沖縄県総合防災訓練



ドクターヘリももちろん参加しましたよ

今年は、ICTの限りを尽くした訓練ができたので、とても有意義でした。



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Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 21:34│Comments(2)訓練など
この記事へのコメント
はじめましてー。雪の降る地域からです。いろいろ巡って「ひ~じゃ~さん」に遭遇しました!ドクヘリブログと思えない「はいさい」からの書き出しにホッとします。中身はちぃと救命を知ってれば分かりやすいかな?ですがド素人が勉強させていただきます。こちらではパウダースノーの中へランディングすることもあります。映像が仕事でヘリは趣味のウェイトが高いのですがダウンウォッシュでヘリが見えなくなるシーンなんて観ていただきたいです。まずは、ご挨拶まで。でかい猫を飼ってたので「でかまやー」なんですが、正しいでしょうか。
Posted by でかまやー at 2015年10月01日 20:35
でかまやーさん
コメントありがとうございます。遅い返事で申し訳ないです

でかまやーですか
すいません、実は僕は北海道出身で、沖縄は7年目です
ですのでうちなーぐちはあまりできませんが、”大きい”は”マギー”なので”マギーマヤー”になるのでしょうか。あまり言わないようです。

それなはそうと、すいません。ついいつも使っている言葉ばかり使っていますね。

これからもっとわかりやすく書いてみますので、ぜひまた見てみてください
Posted by ドクターヘリオキナワ1ドクターヘリオキナワ1 at 2015年10月17日 15:42
 
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