2016年04月25日

熊本地震

はいさい 空飛ぶひ〜じゃ〜です!

ご無沙汰しています。
熊本地震で被害に遭われた方々は、いつ終わるとも知れない地震の不安の中におられると思います。少しづつ余震も減っているようですが、早く安心して暮らせるようお祈りしています。

我々も、微力ながら発災直後にDMATとして熊本入りし、活動してきましたのでご報告いたします。

4月14日21時26分 熊本県熊本地方で震度7の地震が発生
    21時45分 浦添総合病院DMAT参集命令と同時に日本DMAT待機要請
          病院に参集し、出動準備しつつ、情報収集とチームビルディング開始
    23時45分 九州沖縄ブロック以外のDMAT待機解除
4月15日00時49分 沖縄ブロックDMAT待機解除され、一旦浦添DMAT解散
4月16日01時25分 再び震度6の地震が発生し全国のDMAT待機要請
    04時25分 九州沖縄ブロック、中国ブロック、四国ブロック、近畿ブロックのDMATに派遣要請
    07時00分 浦添総合病院DMAT病院へ集合しチームビルディング行い、福岡行きの飛行機とレンタカーの手配を開始
    11時40分 第1チーム病院出発
    12時40分 那覇空港発
    14時35分 福岡空港着
          食料や、トイレットペーパー、水など調達し熊本赤十字病院(DMAT活動拠点本部)へ向かうが、到着が夜間になるため翌日早朝入ることに
4月16日06時30分 熊本赤十字病院到着。DMAT受付し朝のミーティングに参加。避難所スクリーニングにおいて、芦北町担当リーダー任命される
          芦北町役場で情報収集し、連絡のとれない避難所を訪問し芦北町には避難者はいなく、被害もほとんどないことを確認し、本部へ報告し本日
          の活動は終了。
4月17日06時30分 DMAT活動拠点本部(熊本赤十字病院)にて朝のミーティング
          浦添DMATは、ドクターヘリ本部の運営を任命された。
          被災地域内の病院から主に県外の病院へのドクターヘリでの搬送をコントロールする業務を行いました。
4月18日07時00分 引き続きドクターヘリ本部運営。同時に岐阜大学DMATに引き継ぎ
    12時00分 浦添DMAT活動終了
          沖縄へ帰路につきました。

http://admin.ti-da.net/sys_img/admin/preImg.gif




沖縄から支援に入る際は、民間の航空会社の運行する飛行機で行かなければならないため、初動が遅れますが、発災翌日に熊本入りすることができました。

初日は関西以西からのチームが主体でしたが、徐々に遠距離のチームの支援が増えて来ました。
被災地のみなさんに迷惑をかけないよう、少しでも支援ができるよう活動してきたつもりです。

発災後約1週間で、急性期支援のDMATから徐々に救護班へ移行しつつ、当院からも来月2チームの救護班派遣を予定しています。

早く熊本および周辺地域のみなさんが安心して暮らせるようになりますように祈っています。



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Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 09:37│Comments(1)ドクターヘリ災害
この記事へのコメント
ひ~じゃ~先生

DMAT活動、お疲れさまでした。

本県からも出動がありました。
東北隊として16日18時に空自松島基地より輸送機で向かい翌日未明に大分・竹田市に到着したそうです。

急性期医療の必要性はなく、南阿蘇村に転戦。避難された方の状況把握を進め、課題を村職員に伝達したといいます。

やはり「水」の必要性、重要性が最大の問題なのは周知の通り。
中越地震で、あれほど市民に知られたはずのエコノミークラス症候群で「助かった命の火」が消えてしまった事例があったことは残念という言葉で終わってはいけないと思います。

平成に入り、阪神は都市型、中越と宮城岩手内陸地震は土砂災害、東日本は巨大水害(原子力災害は別)、そして今回の熊本地震は都市型と土砂災害の複合被害だと私は考えます。

同じ災害はないことを心に刻んでおきたいと思います。
Posted by まぎ~まや~ at 2016年05月03日 20:51
 
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