2015年10月25日

第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄

10月24日(土)に、沖縄県那覇市の自治会館におきまして第19回へき地・離島救急医療学会学術集会が開催され、シンポジウムにお招きいただきました

「離島救急の未来 〜沖縄からの提言〜」というテーマで、沖縄県ドクターヘリとして参加しました。

私の他には、県保健医療部、沖縄県消防指令センター、陸上自衛隊、海上保安庁、MESHからこのシンポジウムに参加し、司会は琉球大学病院救急医学の久木田教授によって行われました。

沖縄県ドクターヘリの紹介から、これからの沖縄県の離島救急に必要なものを、私見が多いですが、3つの項目について話しました。

①八重山や大東島と本島をつなぐ搬送方法
②八重山地方周辺離島における搬送方法
③離島を結ぶICT

八重山や大東島から本島への搬送は、現在陸上自衛隊が行ってくれています。
八重山地方周辺のピックアップは、海上保安庁です。

しかし、彼らは、本来の業務ではありません。

いつまでも、頼っていていいのでしょうか?

僕は、固定翼、それも小型ジェット機は、沖縄には不可欠だと思います。

また、離島やへき地を結ぶ通信や画像伝送システムも必要です。

そんなことを話してきました。

シンポジウムで使用したスライドを一部載せておきます

第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄


第19回へき地・離島救急医療医学会 in 沖縄







Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 13:07│Comments(2)
この記事へのコメント
ひ~じゃ~さま

まやー話ばかりで申し訳ありません。
止まらなくなってしまうんですよ。まやーブログはかあちゃんが書いてますので追ってご連絡させてください。

さて、初めて真面目な話に…
北国(雪国)の活動と離島急救は、「ドクターヘリ」というくくりでは、かなりの部分で違う仕組みが必要だと実感しています。ご出身が北海道のひ~じゃ~さまは身をもって経験されていると思うのです。

沖縄は吹雪がないから冬季も高い確率で飛べるのはいいなー、と安易に考えていましたが、普天間基地の運用がドクヘリに決して良い状態ではないことなど、気象や地形特性だけを考えていた身には沖縄を知らなすぎと反省するばかり。

講演での「いつまでも自衛隊に頼ってよいのか」という言葉に強い決心が見えます。欧米から30~40年遅れのヘリ急救。もちろん、それぞれの国の体制があっての活動で、すべて日本は遅れているから駄目だ、とは言えないと思いますが、急救医療を支えているのが個々のドクターの「熱意」だけとは国が甘えすぎだと思うのです。

「医療崩壊」という言葉が当たり前のようになってしまったこの国。
医療を受ける自分たちも真剣に考えることが未来の医療を推し進めると思います。

まとまりなく、分かったようなことばかり書いてしまいました。
課題が大きすぎる…少しでも、何か少しでもひ~じゃ~さま
のようなドクター、スタッフの皆さんに協力できることがあればと思うのであります。
Posted by まぎーまやー at 2015年10月27日 17:48
まぎーまやーさん
いつもありがとうございます。
この問題を議論していくと、いつも行き着くのは”誰がお金を払うの”です。
日本は、外国に比べて患者が負担するお金がものすご〜く少ない国です。

もちろんいいことですが

しかし、そのことが一般市民みなさんの医療に対する金銭感覚を狂わせているのも事実です。
”救急車で病院へただで搬送してくれて当たり前”
”医師が現場で診察してもお金は取られないんでしょ”

こんなクレームは当たり前です。

そんな中で、ここまでドクターヘリを普及させた諸先輩方は、大変な苦労をされています。

沖縄にいると、患者さんの搬送にはいつも頭を悩ませています。

まだまだ僕も勉強不足のことがあります。
これからもよろしくお願いします。
Posted by 空飛ぶひ〜じゃ〜 at 2015年10月29日 10:27
 
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