～南の島々から命の地域格差をなくしたい～　　　　　浦添総合病院　救命救急センター　

はいさい。フライトドクター　ヨシバードです。

少しずつ沖縄らしい天気が回復してきて、それに比例して僕も少し元気がでてきました。やっぱり、太陽光発電は大事です。

１月末は落ち着いた日々が続いていましたが、２月に入ってから一気に出動が多くなりました。寒かったのが一転、春の陽気に包まれたからでしょうか。新聞では、インフルエンザが猛威をふるっているとありました。皆様、うがい・手洗い気を付けてくださいね。

写真は日の出とのツーショットと、朝一のミッションの帰りです。太陽の光がまぶしく海に反射しています。







昨日は、ドクターヘリの出動が有効な症例がありました。発症間もない脳卒中です。脳は一旦損傷すると戻らないので、時間との勝負です。特に、脳梗塞は発症から４時間半までは血栓溶解療法（血の塊を溶かして血流の再開通を得る治療）の可能性があります。そして、その治療が早く始められるほど後遺症が残りにくいとも言われています。昨日は、消防の覚知要請で発症から３０分後には患者と接することができ、１時間後には遠く離れた病院で診断・治療を開始する症例がありました。命のリレーが、いい形で繋がることを祈っています。


そして、ランデブーポイントでみた嬉しい一枚。心遣いが嬉しいです。いつもありがとうございます！



もう一つ。先日、ミッションから帰ってきたら当院の臨床工学技士が待機していました。機内に搭載している機器（シリンジポンプやモニター）の定期点検にきたのです。特に、モニターは外に持ち出したり、振動で揺れたり、高温多湿の過酷な環境で使われているので大事です。除細動をしたり、ペースメーカーを作動したりする時に使えないと困りますからね。

こんなところでも、ドクターヘリの運航を支えてくれている人たちがいます。いつもありがとうございます。