～南の島々から命の地域格差をなくしたい～　　　　　浦添総合病院　救命救急センター　

はいさい。フライトドクター　ヨシバードです。

沖縄は台風７号の接近に伴い、ドンヨリとした厚い雲におおわれています。正午現在、奄美大島の南南東約250kmを西北西に３０ｋｍ/Ｈで進んでおり、奄美大島・徳之島あたりを通過して朝鮮半島に向かっていいます。沖縄本島は大きな影響はありませんが、先ほどから大粒の雨が降ってきました。

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午前中は、北の離島にいってきました。生まれて間もない乳児と幼児が肺炎にかかってしまい、島では小児科の先生がいないため本島で加療をするためです。特にベビーのほうは酸素が必要な状態でした。小さすぎてベッドには寝かせられないので、自分の腕に抱きかかえながらの搬送です。



こういう日は海もしけていて、離島は簡単に孤島になってしまいます。
島の先生の的確な判断で、台風がまだ近づいていない午前中の間に搬送終えることができました。今は、小児科の先生が引き続き治療を行っています。

沖縄県ドクターヘリはこれからも「命をつなぐ翼」として、医療を必要とする人たちのもとに飛んでいきます。