～南の島々から命の地域格差をなくしたい～　　　　　浦添総合病院　救命救急センター　

こんばんわ。　フライトドクター　福井英人です。
本日は要請2件。搬送は1件でした。
1件目　県外の島より意識障害。
前日から自衛隊ヘリ添搬送依頼していたけれど、悪天候のため自衛隊機も飛べないとのことで依頼。
午前中、ずっと運行管理室ではCSが天気図を見ていましたが、やはり悪天候のためドクヘリも飛べませんでした。
結果、キャンセル。

そのころ、ヘリ基地では人工呼吸器の点検中。
当院よりMEさんにわざわざ読谷まで来ていただき呼吸器の載せ替えを行ないました。

兒玉さん、ありがとうございました。

13:00　再度北の島より要請です。
不安定狭心症でした。
放っておけば心筋梗塞になってしまう可能性もあるため、一刻も早くカテーテル治療の出来る病院へ搬送しなければなりません。
天候の悪い中、気象レーダーで雨が穏やかになるのを見計らって、島から島へと移動です。
意外と沖縄本島は天候もよく、ブセナテラスも綺麗に見えました。

与論空港で、給油をしつつ、天候の回復を待ちます。
ものすごい豪雨で、視界が悪く飛べないかと思いましたが、30分も待てば雨もやみ視界良好となったため無事現場まで行くことができました。

出発から基地に帰着するまで3時間の長旅でしたが、患者さんは無事当院へ搬送することができました。