～南の島々から命の地域格差をなくしたい～　　　　　浦添総合病院　救命救急センター　

こんばんはっ
フライトドクター福井英人です。

最近飛んでいませんでしたが今日は久々のフライトでした。
本日の要請は4件

今日は朝8:00の始業前からの要請で始まりました。
本島より北に位置する鹿児島のA島より心筋梗塞の疑いの患者さんの搬送で、始まりました。
朝、出勤するや否や、「早く着替えてっ、要請来てるよっ！」と機長に急かされ取り敢えず向かいました。
A島のランデブーポイントの総合グランドで救急車とドッキング。
一通り診察し、出発しようとした瞬間、鹿児島県の別の島、B島からさらに重症患者さんの搬送要請が入りました。
食道静脈瘤破裂、心停止、蘇生後です。

最初の患者さんに一旦降りてもらい、自衛隊ヘリ搬送にお願いしようかとも考えましたが、総合的に判断した結果、事情を説明し同時に搬送することにしました。

A島の患者さんを載せてさらに北のB島へ向かうこと15分。

B島で、重症患者さんを載せて人工呼吸管理しながら当院まで約1時間かけて搬送し、その後A島の患者さんを南部の病院まで搬送しました。
いつもは鹿児島の沖永良部島で、給油をするのですが、本日はとても天候がよく、読谷ヘリ基地で給油をしてからの搬送でした。


2件連続の搬送終了後、今日はうるま市の具志川のジャスコで救急フェアがあったので、そのまま直行しました。
ランデブーポイントの洲崎で琉神マブヤーとガナシーを載せて、ジャスコ駐車場まで行きました。
写真はマブヤー、ガナシー、当院救急専任事務のI西さんです。







ジャスコで救急フェア＆マブヤーショー終了後、今度は西のC島からの要請です。
3件目、大腿骨頚部骨折の患者さん。
当院へ搬送しました。
写真は搬送途中の渡名喜島
あまりに綺麗で撮影。

ヘリからイルカも初めて見ました。

帰ってきたら16：00過ぎ・・・
ヘリの物品補充なんかをして終令直後、さらにもう一度C島からの要請。
4件目、溺水CPA蘇生後。
C島の病院の先生方が、蘇生して下さいました。
人工呼吸器に繋ぎ当院へ搬送。
本日当直の那須医師に、引継ぎました。

帰ったら日没ギリギリ
夕日が綺麗でした。