2010年07月12日
災害・備えあれば憂いなし
「イメージしてください。最先着医療チームとしてあなたはここにいて周りには負傷者が溢れている。」

ブログ管理人です。東京のイギリス大使館でMIMMS研修をうけてきました。Major Incident Medical Management and Supportコースはイギリス生まれ、災害現場での消防・警察との連携と医療チームがなすべきことを学ぶもので受講者は医師・看護師・消防士・警察官です。教える側も受講側も休日をつぶしてのボランティアにもかかわらず、災害に関心のある関係者に大人気で1年以上申し込み続けてようやくの受講でした。
「救護所に赤タグ3人、黄色5人。そこへ救急車が4台来ます。誰を乗せますか?」
「自身もひどいけがを負った男性が妻子を見なかったかと詰問してきます。さっきそれらしき親子に赤タグと黒タグをつけた。さあ何と答えますか?」
架空の列車事故を想定し、受講者は災害の経過を追いながら1次トリアージという任務を遂行していきます。消防隊員から「トリアージのすんだ傷病者をどうしたらいいか?」と聞かれて何と答えるか?といった現実の災害現場でも遭遇する大小の出来事への対処法が身についているかがスムーズな現場活動、を左右します。徹底してたたきこまれるのはCSCATTTというキーワードCommand/Safety/Communication/Assessment/Triage/Treatment/Transport医師や看護師が現場で行うのはTTTの部分ですがCSCAがしっかりしてこそ警察・消防・医療と異なった職種が一緒に組織だった安全かつ傷病者の方々に有益な現場活動が展開できるわけです。このMIMMSコースを参考に日本DMAT隊員の養成プログラムも作られました。DMATとは国と県が整備した災害時に現場に赴いて活動する医療チームです。現在、沖縄県内には7病院11チームのDMATが登録されており浦添総合病院には訓練を受けた2チームが存在しています。これまででは2007年8月20日那覇空港での中華航空機炎上事故に出動しています。

ドクターヘリも災害時に有効に活動できるよう県も関係機関と作業部会を立ち上げています。
備えあれば憂いなし、災害は起こらないにこしたことはありませんが起こってしまったときに少しでも多くの人に安心と適切な医療を届けたいとの思いで、行政も医療も力をあわせています。
ブログ管理人です。東京のイギリス大使館でMIMMS研修をうけてきました。Major Incident Medical Management and Supportコースはイギリス生まれ、災害現場での消防・警察との連携と医療チームがなすべきことを学ぶもので受講者は医師・看護師・消防士・警察官です。教える側も受講側も休日をつぶしてのボランティアにもかかわらず、災害に関心のある関係者に大人気で1年以上申し込み続けてようやくの受講でした。
「救護所に赤タグ3人、黄色5人。そこへ救急車が4台来ます。誰を乗せますか?」
「自身もひどいけがを負った男性が妻子を見なかったかと詰問してきます。さっきそれらしき親子に赤タグと黒タグをつけた。さあ何と答えますか?」
架空の列車事故を想定し、受講者は災害の経過を追いながら1次トリアージという任務を遂行していきます。消防隊員から「トリアージのすんだ傷病者をどうしたらいいか?」と聞かれて何と答えるか?といった現実の災害現場でも遭遇する大小の出来事への対処法が身についているかがスムーズな現場活動、を左右します。徹底してたたきこまれるのはCSCATTTというキーワードCommand/Safety/Communication/Assessment/Triage/Treatment/Transport医師や看護師が現場で行うのはTTTの部分ですがCSCAがしっかりしてこそ警察・消防・医療と異なった職種が一緒に組織だった安全かつ傷病者の方々に有益な現場活動が展開できるわけです。このMIMMSコースを参考に日本DMAT隊員の養成プログラムも作られました。DMATとは国と県が整備した災害時に現場に赴いて活動する医療チームです。現在、沖縄県内には7病院11チームのDMATが登録されており浦添総合病院には訓練を受けた2チームが存在しています。これまででは2007年8月20日那覇空港での中華航空機炎上事故に出動しています。

ドクターヘリも災害時に有効に活動できるよう県も関係機関と作業部会を立ち上げています。
備えあれば憂いなし、災害は起こらないにこしたことはありませんが起こってしまったときに少しでも多くの人に安心と適切な医療を届けたいとの思いで、行政も医療も力をあわせています。
Posted by ドクターヘリオキナワ1 at 00:14