ナースのお仕事

ドクターヘリオキナワ1

2012年12月16日 12:04

 こんにちわ、フライトナースのチーバー(♂)です。

 今回はちょっと長めです、すみません。


 本日始業前より要請あり、1発目より飛んで参りました。
朝方の沖縄の空はまた違った顔をしています。今日は日差しも強く暖かくなりそうですね。





 ♂でありながら、「ナースのお仕事」とタイトルを入力していて、何とも言えない
申し訳なさと気色悪さを感じております(笑)。ただ今回の記事の内容は
「フライトナースのお仕事」ですのでご了承下さい



 まず沖縄県のDrヘリの要請には、「病院間搬送」と「現場要請」といったものがあり、
離島が多い沖縄県では「病院間搬送」が半分以上を占めています。
当ブログを読んでくださっている方はご理解しているかもしれませんが。


 離島で病気や怪我となってしまい、離島の病院・診療所から本島の病院へヘリで搬送、
これを「病院間搬送」といいます。
もちろんケースとしては少ないですが本島内での病院間搬送も考えられます。





 もうひとつの「現場要請」というのは文字通り、直接現場へDrヘリを出動させることです。
事故や生命を脅かす病状の時に、救急隊より要請があり向かいます。
「現場要請」は情報をあまり得られないまま、現場へ向かいますので現地についたら予想外の
出来事も起こりうる可能性があります。例えば患者がひとりでなかったり、予想よりもさらに
重症、または軽症であったりと、臨機応変な対応が求められます。
 最近は救急隊からも現場要請されることが多くなってきていますが、本土(内地)では
離島もあるところが少ないため、ほとんどが「現場要請」です。


 「現場要請」に比べ「病院間搬送」は、病院から病院なので患者も落ち着いている状態である
ことも少なくないです。

 
 しかし離島も遠い島では、片道1時間以上かかる島もあり、患者さんの容態が不安定な時は
非常に私達も緊張状態が続いての搬送になります。「空飛ぶ救急室」と言っても、やっぱり
乗っているスタッフはさらに患者さんが悪くならないか、いつも不安でたまらないですよ

 またヘリの中は非常にスペースが限られています。♂の私には本当に動きが制限されて
体をひねるのでも大変だと感じるくらい狭いです。
 さらにヘリ内ではヘリの音も大きいのでヘッドホンとマイクでスタッフ間のやりとりをします。
処置が多い時などはヘッドホンやマイクでさらに動きが制限されたり、コミュニケーションが
しにくかったりと、現実的には不自由なことも多いです。






長くなってしまいました。
また次回以降に続きを書こうと思います。


最後に。。。
当ブログに登場しているような医師、看護師は、おそらくうちのスタッフではいません(笑)

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