うるま消防が実習に来られました
はいさい。フライトドクター ヨシバードです。
ここ数週間は、院内勤務と院外のイベントなどが続いたのと、前回は4件要請が続いてブログを更新するのがだいぶ久しぶりになってしまいました。
今日は沖縄は今にも雨が振りそうな曇り空です。週末はTour de Okinawaが名護市で行われ、当ドクターヘリは胸痛発作の競技者の治療・搬送を行いました。当基地病院まで搬送され、心筋梗塞の診断のもと治療が迅速に行われました。僕は昨日は競技者として参加していましたが、ゴール後に空を見上げたら白地に赤の見慣れた機体が飛んでるのがみえたので、きっと本症例の搬送時のことだったのだと思います。
今日は、うるま消防から救命救急士3名が実習に来られました。ドクターヘリについて機体・機体の誘導方法、運行管理、医療の側面からそれぞれパイロット、運行管理士、フライトドクター・ナースより説明がありました。その後、実際に模擬患者となり機内への搬入や搬出などの手順を確認しました。また、消防覚知要請を更に増やすためにも、「キーワード方式」について理解を頂きました。
ドクターヘリを運航するためには、多くの職種の協力が不可欠です。特に救命士と顔見知りになること、お互いがどういう情報を必要としているのか理解をすることが、迅速な治療につながります。
これからも実習が続きますが、これを契機に更なる連携が深められればいいとと願っています。