日本一のドクターヘリは

ドクターヘリオキナワ1

2010年09月01日 00:48

日本医科大学 千葉北総病院の研修にきました。
ドクターヘリ出動件数は全国トップの748回!
他県の救命センターからも救命救急医やフライトドクターの養成を請け負い、若手ドクターが集まっています。本格的な外傷救急を扱う救急病院として名をはせています。

浦添総合病院からもすでに1名のドクターが北総病院で救命救急医としての研修を修了して戻ってきています。

最近では千葉県の事業として天候の悪い日、夜間にラピッドレスポンスカーを運行しています。医師が現場に向かうドクターカーはまだ始まったばかりであまり要請はないそうですがヘリは今月80回以上出動したそうです。それは周辺消防の救命への意識が高く、早い要請が救命率を上げることをよくわかっているからです。沖縄県ももっと活用できるよう多くの消防本部と訓練をしている最中です。

〈写真〉フライトドクター亀と長崎県ドクターヘリから研修に来ているDrM、朝日航洋U機長
重症でも5分~10分で帰ってくることを想定しているので医療資器材も重傷を想定した中で最低限でシンプルに揃えられています。洗練されているといってもいいでしょう。さらにはドクターヘリ尾翼に企業広告を掲載する取り組みを試験的に実施しています。制度上、国庫補助金は純粋に飛ぶ費用にはあてられますが対象外となる機内の医療資器材や個人のフライトスーツなどの装備品・消耗品の購入費はでていません。広告掲載は北総病院の松本医師が企業などに協力を呼びかけて実現したもので、寄付金は装備を充実させる目的で使用されます。厚生労働省は「公益性の高いヘリだが、広告の掲載は問題ない」としています。沖縄県ドクターヘリも機内の小児用資器材など装備品はまだまだ十分とはいえませんのでこうした予算確保も重要です。社会貢献をお考えの企業や団体の皆様、ドクターヘリを支えていただくことにもご理解をお願いいたします。
救急医療の先進モデル、学ぶべきものが満載でした。